今週秋明菊賞に出走予定のダノンマッキンリーですが、ここは確勝の◎で、勝ってG1に乗り込みたい。
ダノンマッキンリーは父モーリス×母ホームカミングクイーン
母ホームカミングクイーンは英1000ギニー(G1)を勝った名牝。
ホームカミングクイーンの母Lagrionからはホームカミングクイーン以外に凱旋門賞や愛ダービーを制した名馬Dylan Thomasや英オークス2着のRemember Whenが出ており、そのRemember Whenからは英ダービー馬Serpentineが出ており、牝系はド級。
そのホームカミングクイーンにモーリスなので、まさにマイラーのサラブレッドのど真ん中というところでしょう。
そもそもモーリスはスクリーンヒーロー×母父カーネギー×母母メジロモントレーなので、基本的にはパワー型に出る血統。
それにスピード・柔らかさを与えているのは、スクリーンヒーローの母ランニングヒロイン。
ランニングヒロインはサンデーサイレンス系で、且つTom Fool≒Spring Runの4×5なので、全体に重くなりがちなところに柔らかさやスピード、そしてTom Foolの足捌きを加えている。
モーリスの配合を考える際には、この1/4の柔らかさ・スピードをどのようにクロスするかというのが重要な問題になる。
別の記事で書く予定であるが、ダノン軍団の同世代であるダノンエアズロックの母モシーンはTom Fool≒First Rose≒Spring Run≒Atticaの6×6×7×6×6なので、まさに上記の通りである。
Tom Fool

First Rose

Spring Run

Attica

では、戻ってダノンマッキンリーの母ホームカミングクイーンはどうかですが、まさにTom Foolの7×6で、やはりモーリスの成功パターンに乗っている。
そして、もう一つ注目すべきはグラスワンダーの母Ameriflora≒デインヒルの4×3のクロスである。ここでパワーやスタミナを補完していると言える。 まさにマイラーのために生まれてきた馬で、ここはなんなく勝ち上がってほしい。
