【血統解説】直線ムチ一発で一気に突き放したシャンパンマーク 異系のバルドウィナの血を引いた母メモリアルライフは父を立てる昭和の女

レース結果

マイネルレグルスとシャンパンマークの一騎打ちになると思われたレースは、シャンパンマークがラスト1Fムチ一発で突き放し、2着に2馬身離しての勝利。着差以上の勝利でした。

シャンパンマークの血統解説

シャンパンマークは父キズナ×母メモリアルライフ
3代母バルドウィナからは桜花賞馬ジュエラーやワンカラットが出ており、母メモリアルライフからはNHKマイル馬シャンパンカラーが出るなど牝系は超優秀。

注目は母メモリアルライフで、父Reckless Abandon×母Baldovia。
父Reckless Abandonはモルニ賞、ミドルパークSという単距離G1を2つ制したイギリス馬。Danzig系のパワーとBuckpasser5×6のスピード・勝負根性が特徴。
母Baldoviaは父Tale of the Cat×母バルドウィナ。バルドウィナはNorthern Dancer・Turn-to・Nasrullah・ミスプロを持っておらず、Supreme Court5×4が特徴。
メモリアルライフにドゥラメンテを付けてシャンパンカラーが出ている通り、父Reckless Abandonの影響を受けてメモリアルライフ産駒はマイル前後に出やすい傾向がある。

全体で見るとStorm Catの3×4で、2000mの距離が持つのはディープの血が大きいように思われる。いずれにせよ父がドゥラメンテでもキズナでも走らせてくるあたりメモリアルライフの父を立てる能力には脱帽するばかりであり、それはやはりバルドウィナという異系の血がなせる技と結論づけるのが妥当か。
年齢を重ねれば適正距離は短くなっていくと思われるが、血統的にはコースは不問だろう。

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