8月20日(日)札幌5R メイクデビュー札幌にキタサンブラック産駒の期待馬2頭が激突する。
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ウールデュボヌール
母はサンクボヌールでサンクボヌールはハービンジャー×ミュゲドボヌール。
ミュゲドボヌールの牝系はCosmahまでたどり着き、ミュゲドボヌールで見ると、Cosmahの4×4、ウールデュボヌールで見ると、Cosmahの5×6・6である。
目線を全体に向けて、キタサンブラック×母父ハービンジャーはどれくらい走っているかを見ると、まだエセルフリーダただ1頭で、どの程度親和性があるかはわからない。
もともとキタサンブラックは柔らかさを伝えることが多く、母父はスプリンターやダート馬の方が打率は良いと考えているが、サンクボヌールは中距離芝を中心に走ってきた馬で、果たしてどう出るかがなかなか読めないところ。
総論としては、なかなかレース前からは読みずらい血統であり、唯一良い点をあげると、札幌の芝は合いそうだということ。名牝の血がどこまで同馬を輝かせるか。

ウインマクシマム
母はコスモアクセスで、コスモアクセスはロージズインメイ×コスモスカイライン。
尚、キタサンブラック×母父ロージズインメイはウインマクシマムが初である。
ただ、ウインマクシマムも牝系が優秀で、コスモアクセスをたどればNatashkaにたどり着く。
Natashkaの牝系からは、日本ではヘヴンリーロマンスやシルクプリマドンナなど牝馬のGⅠ馬を輩出している。海外に目を向けると、愛オークス馬マルガルーラや米3歳牝馬チャンピオンのクエスティングが出ており、優秀な牝馬を出す傾向にある。
尚、コスモアクセスはスプリンターを主戦場としていた馬であり、その部分では、ウールデュボヌールより加点ポイントにはなるかもしれない。

まとめ
牝系の力を基に、札幌の地で輝くのはどちらのキタサンブラック産駒か。
このレースにはそれ以外にもサトノオラシオンや父Yoshida騎手吉田のキングスクラウン等注目馬が出走予定で、混戦必至であり、面白いレースになりそうだ。