7月23日中京5R 2000m 新馬戦
マテンロウゴールド、エマロア、ペンナヴェローチェ、ソウルアンドジャズなど注目馬が多数集まる。
その中でも人気を集めそうなマテンロウゴールドとエマロアの血統を見てみる。
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マテンロウゴールド
マテンロウゴールドはレイデオロ×ルールブリタニアで、ウインドインハーヘアの4×3、Mr.Prospectorの4・5×5、Nureyevの5×5。
母ルールブリタニアがディープインパクト×ミュージカルウェイなので、まさに夢の血統である。

ミュージカルウェイは香港C3着、リディアテシオ賞3着2回と自らも実績を残し、さらに繁殖牝馬としては、トーセンマタコイヤや牝馬2冠のミッキークイーンを輩出するという名牝ぶりをこれまでかと発揮している。
ポイントはウインドインハーヘアのクロス。そもそも本馬の祖母はミュージカルウェイという欧州馬であるが、パワー源である欧州血統であるウインドインハーヘアをそこにクロスさせることで、どこまでスピードが残るのか、というところである。
あまりにも有名な馬が血統表に並ぶので人気するのは当然だが、走ってみると案外切れないといったことも起こりそうで、良くも悪くも人気先行の馬に見える。
エマロア
ロードカナロア×エマノンで5代アウト。

エマノンの母ピラミマからは、スワーヴリチャードやバンドワゴンが出ており、繁殖牝馬として優秀。
そして、ロードカナロア×母父ハーツクライは、京成杯オータムHを制したトロワゼトワルや新潟2歳Sを制したケイデンスコールがおり、アベレージが高い。
全体的には1600m前後で活躍する馬が多く、当馬も主戦場はそのあたりになりそう。
2週連続で坂路ラスト1F11秒9。最終追いは全体時計も4F50秒7とベストな状態で新馬戦を迎えることができそうで、問題は距離のみ。まだ太ももがパンとしていない2歳であること、そしてロードカナロアの距離柔軟性をもって本レースを勝ち切れるか。
まとめ
馬券的にはマテンロウゴールドを外して、エマロアを軸にして、2列目にはペンナヴェローチェ、ソウルアンドジャズを並べる形の方が旨味があるのかもしれない。