ローズステークス予想 外回りをナスキロ柔らかく走るソーダズリング本命 穴はアンリーロード

ローズステークス解説

9月17日(日)の阪神メインはローズステークス
阪神外回りのこのレースに向いていそうな馬が集まった。
以下注目馬について1頭1頭解説していく。

ブレイディヴェーグ

父ロードカナロア×母インナーアージ
母インナーアージは父ディープインパクト×母ミュージカルウェイ
ミュージカルウェイはフランスの中距離で活躍した馬で、ドラール賞(G2、1950m)やラクープドメゾンラフィット(G3、2000m)を制しており、香港C(G1、2000m)2着の実績もある実力馬。
ミュージカルウェイからはトーセンマタコイヤやミッキークイーンが出ており、牝系のレベルはかなり高く、スタミナを伝えている。
父父キングカメハメハ×母父ディープインパクト×母母ミュージカルウェイからは今年2歳の新馬戦を勝利したマテンロウゴールドも出ており、打率はかなり高い。
ロードカナロアとディープインパクトなので当然体はしなやかであり、Nureyevのクロスなので阪神外回りは間違いなく合うはず。
内枠で良いポジションを取れると勝ち負けか。

ソーダズリング

 父ハーツクライ×母ソーマジック
母ソーマジックは父シンボリクリスエス×母スーア
スーアの血統からは、桜花賞3着のソーマジックや、ソーグリッタリング、秋華賞2着のマジックキャッスル、ソーヴァリアントが出ており、こちらも牝系のレベルは高い。
ハーツクライ産駒は母にNothirdchanceを持っている馬との相性が良く、
母父シンボリクリスエスはHail to Reason系(Nothirdchance持ち)、スーアの父母Fairy BridgeもHail to Reason系(Nothirdchance持ち)で、母ソーマジックで見るとNothirdchanceの5×6ということでハーツクライ産駒の成功パターン。
Kris S.のナスキロやSeattle Slewを受け継ぎ、Danzigでかちゃかちゃ走るハーツクライ産駒ではなく、同じSeattle Slew持ちのスワーヴリチャードのようにナスキロ柔らかく走るタイプである。
血統的には合うタイプだが、内枠に入ったことが少しネックか。

コンクシェル

父キズナ×母ザナ
既に11走しており、使っても疲労が少ないタイプなのであろう。
ここ2走は中京・小倉で逃げており、2連勝。
母父Galileo、母母父Machiavellianなので、キズナのようにナスキロストライドで走るタイプというよりかは、GalileoのForliやTom Fool、MachiavellianのHaloのようにサッと小回りで走るタイプ。Halo≒Sir Ivor≒Red Godの4・6×5・6なので、まさに前走の小倉の逃げは血統が示す通りである。
外回りということで評価を一つ下げる必要があるか。

ブライトジュエリー

父エピファネイア×母エアパスカル
母エアパスカルはチューリップ賞を制した馬。1600mでデビューし、オークスも走ったが、最後は1200mを中心に戦い引退した。
ブライトジュエリーの1つ上のヘクトパスカルも1400mで走っており、今回の距離短縮は良い方向に出そう。
母母ラフィカは父ディープインパクト×母父Strom Catなので、ブライトジュエリーもナスキロ柔らかく走る馬であり、外回りは悪くなさそう。

ラヴェル

父キタサンブラック×母サンプルエミューズ
母サンプルエミューズは父ダイワメジャー×母ヴィートマルシェ
ヴィートマルシェからは切れ味するどい末脚を誇ったアヴニールマルシェや、BCディスタフ(G1)を制したマルシェロレーヌが出ており、牝系のレベルはかなり高い。
この牝系の末脚は恐らくダンシングブレーヴからきているもので、ラヴェルはAlzao≒ダンシングブレーヴ4×4、Lyphardの5・5×5で、ノーザンテーストの5×4なので、前で受けて粘って実力を発揮するタイプで、オークス4着はまさにその形。今回もスタート決めて前で粘れれば勝ち負けか。

アンリーロード

父リアルスティール×母カシシ
母カシシは父ジャングルポケット×母エヴリウィスパーで、同じ血統からトーセンジョーダンが出ており、さらに同じ牝系からはラシンティランテ、トーセンスターダム、センテリュオ、トーセンバジル、トーセンホマレボシが出ており、このメンバーの中でも牝系のレベルは一番高い。
そこにリアルスティールを持ってきたことで、Nureyevの5×4、Secretariatの5×5となり、血統だけを見ると東京のハイペースで粘らせたいタイプ。
まさに、新馬戦は東京でライトクオンタムの2着だったが上がり最速、前走の1勝クラスも東京で上がり最速33.2。
阪神外回りも向いていないことは無く、人気が落ちる今回狙いたい1頭である。

展開

ユリーシャが逃げて、そのあとコンクシェルが続く形になりそう。先行馬が多く、プレッシャーを受ける形になると予想されるので、ペースは平均ペースで流れると予想。
4角では内も空きそうで、追い込みじゃなければどの馬にも勝ち目がありそうな展開となりそうか。

予想

阪神外回りなので、ナスキロ柔らかく、坂を上るパワーがある馬を選びたい。
◎ソーダズリング
○ブライトジュエリー
△ラヴェル
△ブレイディヴェーグ
●アンリーロード
まで

3着までに入り優先出走権を手にするのはどの馬か。注目である。

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