2023年も早くも7月に入り、今週の重賞は七夕賞。
サマー2000シリーズの1戦目である。
能力、レースシナリオ、ポテンシャル、オッズの旨味の4つのファクターをもとに予想する。
バトルボーン
まずは4連勝で乗り込むバトルボーン。
前走のウェルカムSでは、16枠からさっと2番手につき、最後の直線もラスト200まで余裕あり。
レインフロムヘヴンに並びかけられてからは更に加速しハナ差勝ったが着差以上に強い内容。
今回内枠を取れたことで距離ロスはないが、前に行く馬が多いため、どのような競馬をするかが注目ポイント。
前でやりあう馬を見ながらスポットで空いた二番手で悠々と競馬できたら固い。
フェーングロッテン
前々走は金鯱賞で2着、前走は鳴尾記念で2着。
前走鳴尾記念では12.7 – 11.2 – 11.9 – 11.9 – 11.9 という平均ペースで逃げ、ゴール前では他馬に追い越されるも差し返し、最後にボッケリーニにクビ差届かず2着。
姉にピクシーナイトがいる良血馬。
去年福島でラジオNIKKEI賞を制しており、馬場適正も○。
しかし、今回は先頭に行きたい馬が多く、巻き込まれる可能性があり、レースシナリオとしてはおすすめできない。
セイウンハーデス
阪神1400mでデビューすると、どんどん距離を伸ばし、プリンシパルステークスを制し、ダービー出走。
ダービー11着、菊花賞17着とクラシックでは冠に手が届かなかったが、切り替えて今年の3勝クラスを阪神で制し、前走は不良馬場で行われた新潟大賞典で2着。ただし、3着以下には大きな差をつけており、このクラスでは勝ち上がる力があることを見せつけた。不良馬場であることを差し引いても能力は抜けている。
フェーングロッテンほど逃げにはこだわらないため、バトルボーンの横の二番手の位置を取れたら勝ち負け。
エヒト
6歳馬でなかなか上積みは見込めないが、ルーラーシップの仔らしく、差す競馬が得意。
人気上位馬が前でやりあってくれればこの馬にもチャンスが巡ってくる。
実績はメンバー内トップで、馬券外にはできない。
テーオーソラネル
1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスと3連勝して乗り込んでくる。
ただし、3連勝の内容は良かったというものではなく、ハナに立ってスロー等展開に恵まれたレースも多い。
今回は馬券買いとしたい。
注目はガロアクリークとレッドランメルト
ガロアクリーク
2020年の3歳クラシック皆勤賞で善戦してきたこの世代のトップクラスの馬。
1年ぶりの前走エプソムCは10着だったが、1年前のエプソムCは2着、中山記念も4着と実力は折り紙付。
脚質は先行・差しで、前がやりあう中でゴール前差し切りたい。
レッドランメルト
前走は不良馬場の新潟大賞典で12着、前々走は主馬場の小倉大賞典で10着。
ただし、前々々走は中山記念で6着に入るなど力はある。
ディープインパクト×母父Orpen×母母父サザンヘイローはサトノダイヤモンドと同じであり、血統的にはかなりの期待馬。
全体としては、ハナ先行争いが激化しそうで差し馬にチャンスが回ってきそうだが、
差し馬の中でどの馬が差し切る能力・ポテンシャルがあるかというとエヒトくらいという状況。
これらを踏まえ、先行できてオッズが過小評価されそうなレッドランメルトやガロアクリークを軸としたい。
予想
◎レッドランメルト
○ガロアクリーク
△エヒト
△バトルボーン
△フェーングロッテン
