サマー2000シリーズの2戦目、函館記念の予想をしていく。
枠順を考えると、ユニコーンライオンが逃げる形で、テーオーシリウスがそれに次ぐ形になりそうだ。
レースのポイントは3角あたりから。
逃げるユニコーンライオンを、ドーブネ、ブローザホーンが捲っていき、それにローシャムパークやアラタがついていく。
ドーブネとブローザホーンはなかなか難しい判断を迫られそうで、早く捲り過ぎると、後ろから強襲されるし、捲りが遅いと逃げ切られる。
予想としては、ドーブネが後ろを意識して仕掛けを遅くするパターンを想定し、◎はユニコーンライオンとする。
◎ユニコーンライオン
○テーオーシリウス
○アルナシーム
△ドーブネ
△ブローザホーン
△ローシャムパーク
△アラタ

以下各馬の短評である。
アラタ
今年に入って、中山金杯4着、金鯱賞3着、巴賞1着と充実一途の6歳馬。
巴賞はドーブネが4角で捲っていったところを冷静についていき、最後直線で差し切った。
ドーブネとの実力差はほぼ無いに等しいが、高水準で争っている。
祖母は名牝バルドウィナで、同じ牝系からはシャンパンカラー、ワンカラット、ジュエラーが出ている。
ドーブネ
アラタも出走した前走巴賞では4角で手ごたえ抜群で捲ったが、最後標的にされてアラタに差された。
目標にされた分アラタとの実力差は無いとみてよく、斤量も同じ今回、4歳馬であ上積みを見込めるドーブネの方が少し分があるか。
ローシャムパーク
前走むらさき賞はあっさり直線差し切って危なげない勝利。
全8走のうち、1着4回、2着2回、3着1回、5着1回と絶対に最後に伸びてくる。
5着だったスピカ賞も重馬場で脚を取られ、最後伸びきれなかった形。
良馬場で走れれば勝ち負けの馬。
エアグルーヴの牝系で、ここから成長一途な4歳馬・
レース展開的に速い展開になれば1着での突き抜けあるぞ。
ブローザボーン
潮来特別、烏丸Sと2連勝で函館記念に乗り込んできた。
血統的にエピファネイア×母父デュランダルで長距離重馬場専用と思われがちだが、
レースを見たら上がりもそこそこまとめることがわかる。
むしろ、大切なのは4角で捲って先頭集団で勝負できるかどうか。
先頭集団で4角勝負できれば、直線の争い根性は負けない。
ただし、4角で捲る馬はドーブネ等他にもおり、ここが今年函館記念の見どころか。
アルナシーム
3戦連続馬券買いで敗れた後の前走垂水S。
逃げの策を打ち、見事に逃げ切った。
モーリス産駒らしく、どちらかというとマイラー。
今回はなかなか厳しいと思われるが、逃げ策でレースに面白みを加えてくれるか。
ユニコーンライオン
この馬も逃げ馬、ユニコーンライオン。
2021年には逃げて鳴尾記念1着、逃げて宝塚記念2着の実績。
これまでのレース実績を見るに最初2ハロンがかなりの速さなので、さっと逃げが取れそう。
どこまで逃げ切れるか。