
今週日曜日は荒れるハンデ戦七夕賞(福島芝2000m)。直近5年で1番人気の馬が馬券内に来たのは1回で、2018年には11番人気⇒4番人気⇒12番人気の3連単250万の決着となっている。
そんな七夕賞に出走登録している馬を見ていこう。
1番人気になりそうなのはフェーングロッテン。
前々走は金鯱賞で2着、前走は鳴尾記念で2着。
前走鳴尾記念では12.7 – 11.2 – 11.9 – 11.9 – 11.9 という平均ペースで逃げ、ゴール前では他馬に追い越されるも差し返し、最後にボッケリーニにクビ差届かず2着。
姉にピクシーナイトがいる良血馬。
去年福島でラジオNIKKEI賞を制しており、馬場適正も○。
ハンデ次第だが、馬券外にはできない。
2番人気になりそうなのがセイウンハーデス。
阪神1400mでデビューすると、どんどん距離を伸ばし、プリンシパルステークスを制し、ダービー出走。
ダービー11着、菊花賞17着とクラシックでは冠に手が届かなかったが、切り替えて今年の3勝クラスを阪神で制し、前走は不良馬場で行われた新潟大賞典で2着。ただし、3着以下には大きな差をつけており、このクラスでは勝ち上がる力があることを見せつけた。不良馬場であることを差し引いても能力は抜けている。
逃げ・先行でフェーングロッテンとの先行争いにも注目。
3番人気になりそうなのがバトルボーン。
新馬戦は2着と敗れたが、そこから破竹の4連勝で乗り込んでくる。
この馬もフェーングロッテン、セイウンハーデスと同じく、先行にさっとつけて押し切る競馬。
そのあとはエヒト、テーオーソラネル、カレンルシェルブルと続きそう。
エヒトはサウジアラビアのレッドシーターフ帰り。
6歳馬でなかなか上積みは見込めないが、ルーラーシップの仔らしく、差す競馬が得意。
人気上位馬が前でやりあってくれればこの馬にもチャンスが巡ってくる。
テーオーソラネルは1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスと3連勝して乗り込んでくる。
直近2走は上がり最速で、同じシルバーステート産駒であるセイウンハーデス、バドルボーンを崩せるか見もの。
カレンルシェルブルは新潟大賞典10着からの巻き返しを狙う。
前走は不良馬場とはいえ、セイウンハーデスとの着差はなかなか巻き返そうもなく、よっぽどのハンデ差が無い限り少し厳しいか。
ハービンジャー×カレンケカリーナの血統は魅力だが、ここは買いにくい。
人気薄の注目馬はレッドランメルト。
前走は不良馬場の新潟大賞典で12着、前々走は主馬場の小倉大賞典で10着。
ただし、前々々走は中山記念で6着に入るなど力はある。
ディープインパクト×母父Orpen×母母父サザンヘイローはサトノダイヤモンドと同じであり、血統的にはかなりの期待馬。
ここで人気が落ちるなら馬券的に妙味アリ。