べラジオボンドの血統・コース適正・距離適性解説

血統解説

12月28日 メイクデビュー阪神1800mでベラジオボンドが快勝しました。

べラジオボンドは昨年5月に行われた2歳馬のトレーニングセール、千葉サラブレッドセールで最高額となる1億円の値が付いた馬であり、素質を期待されていました。

スタートをスッと決めると好位につけ、1000m61秒のスローペースを折り合うと、直線に入ってギアを上げ、最後の坂で完璧に突き放しました。

上がり3Fは33.9で、2着に3馬身差をつける圧勝でした。

岩田Jのコメントからも次走の期待をうかがわせるものですし、上村調教師も放牧を挟んでクラシックに望んでいくことを明言されています。

ベラジオボンドの血統解説

べラジオボンドはロードカナロア×ダンサーデスティネイション

ロードカナロアからはアーモンドアイやサートゥルナーリアが出ているが、そのどちらも母がNureyev≒Sadler’s Wellsを持っています。
これは、ロードカナロアが持つNureyevとクロスされて、Nureyev≒Sadler’s Wellsが持つForliが色濃く受け継がれることで力を発揮するものだと考えられます。

ForliはまさにHyperion+Son-in-Lawですから、持続的な脚を使えることが武器で、アーモンドアイもサートゥルナーリアもまさにそのような馬です。

べラジオボンドはKingmamboの3×3なので、Mr.Prospectorのスピードに持続的な脚が加わった、というのがイメージでしょう。

母はイタリアの1000ギニー勝ち馬、オークス2着馬で、半兄サトノペルセウスは現3勝クラスで芝マイルを中心に走っています。


ベラジオボンドのコース適性・距離適性

では、べラジオボンドのコース適性や距離適性はどうか。

先ほども書いた通り、持続的な脚がこの馬の特徴で、パワーの血統要素が少ないことを考えると、京都外回りや東京が良いと思われます。

また、母は中距離馬ですが、兄弟がマイル前後で走っていることや父がロードカナロアであることを考えると、適性距離は1600mあたりで、距離が持っても2000mでしょう。

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