エピファネイアを種馬として考える
エピファネイアを種馬として考えた際に、
①サンデーサイレンスが4列目にくることをどのように生かすか
②Kris.SやSeattle Slewのナスキロ柔らかい要素をどのように抽出するか
③もしくはKris.Sの父親であるRoberto要素をどのように抽出するか
が重要です。
エフフォーリアは①に回答を出した馬で、サンデーサイレンス4×3で、エピファネイア×母父ハーツクライで柔らかくなりがちなところを、1/4でケイティーズファーストというガチマイラーを持ってきてパワーを補完しました。デアリングタクトも大体は同じような形です。
エピファネイア産駒を考える際の基本路線は、「サンデーをクロスしてスピード・しなやかさを増強しながら、別の1/4で力強い要素を補完し、②か③を上手く抽出する」というのが見立て。
ミカエルパシャの血統解説
ミカエルパシャはサンデーサイレンスのクロスは無いが、二代母ピファラブソディの父がブライアンズタイムなので、ミカエルパシャで見るとRoberto4×4。母の父系はミスプロ系なので、Bramela≒Gold Diggerの5×5・5というまさに③の要素を狙った馬。
新馬戦もスローから4角で突き放したのはまさにRoberto的なレースでした。 東京よりかは中山や内回りで勝負したい馬というのが見立て。
フォルラニーニの血統解説
フォルラニーニはエピファネイア×母父ステイゴールド×母母マルペンサ
サンデーサイレンスの4×3で、そこに母母マルペンサなので、まさに①の模範回答のような配合。さらにはHaloの5×4・6・5なのでスピードを色濃く受け継いでいると考えられます。
言わずともですが、マルペンサからはサトノダイヤモンドや本馬の母リナーテが出ており、牝系も優秀です。
新馬戦の勝ち方もかなり強く、直線で一気にエクセルゴールドを抜き去った姿は圧巻でした。 Haloのクロスを見ると、この馬も内回りで勝負したい馬ではありますが、スローの直線よーいどんのレースであればどの競馬場でもかなり走ってくる馬ではないか、というところが見立て。
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