レガレイラの血統解説 スワーヴリチャード産駒のニックス配合

血統解説

ホープフルステークスに出走するレガレイラの血統解説・コース適性・向く展開を解説していきます。
ホープフルステークスでは、今のところ、シンエンペラー、ゴンバデカーブースに次ぐ3番人気になりそうです。
前走のアイビーステークスでは1番人気に押されながら、ラスト3F上がり最速の32.7という猛脚で上がってきましたが、レース展開が遅かったこともあり、ダノンエアズロック・ホウオウプロザンゲに負けて3着という結果でした。これ以上に上がりを求めるのは難しく、この3着は度外視しても良いでしょう。
では血統解説からしていきます。

レガレイラの血統解説

レガレイラはスワーヴリチャード×ロカ
ロカはデイリ杯クイーンCで3着があるなど、芝マイル~2000mで活躍しました。新馬戦では1000m64.1秒からラスト3Fを33.2で差し切る等、能力を見せつけ、次走には阪神ジュベナイルを選択し1番人気におされる等将来を期待された馬でした。ただ、ノド鳴りが重症化して6走で引退しました。

またロカからは毎日杯3着、菊花賞4着のドゥラドーレスも出ており、牝系としては超優秀です。これはひとえにロカの2代母ウインドインハーヘアの力であり、やはり牝系の力の重要性を感じます。

スワーヴリチャード×ハービンジャー×ダンスインザダーク×ウインドインハーヘアは同期のアーバンシックと同じであり、アーバンシックは2連勝で百日草特別を勝利しました。

このブログでは何度も書いていますが、スワーヴリチャード産駒は母がハーツクライの配合をなぞっていることが大切で、レガレイラはそのパターに当てはまっています。また、スワーヴリチャードはDanzigやNureyev≒Fairy King≒Sadler’s Wellsとニックスで、これもレガレイラは当てはまっています。

母父ハービンジャーの父DansiliはDanzig系なのでパワーはもちろん伝えますが、それと同時にDansiliの母Hasiliからは持続的なスピードも伝えています。これはHasiliの持つBlushing GroomとHyperionによるものだと考えられます。

スワーヴリチャード×ハービンジャー×ダンスインザダーク×ウインドインハーヘアなので、スタミナ・底力もありそうで、距離適性は2000m~2400mだと思います。

レガレイラのコース適性

母父ハービンジャーなので京都のようなスピード決着する馬場よりかは、少しパワーのいる馬場が良いでしょう。
ただ、中山で必要なサッと動く機動力があるかと言われるとそのような配合でもないので、コース適性としては、阪神外回りや東京の2000m~2400mが適性と言えるでしょう。

レガレイラが向く展開

血統的に直線が長いコースで差し切る形が良いので、標準ペースやハイペースで流れる展開を後ろで追走し、最後の直線で差し切る、という形が最も向いていると思われます。
ハイペースに巻き込まれたときに、粘れる能力があるかと言われると微妙なところなので、理想としてはレガレイラ自体は標準ペースで走り、最後の直線でナデ斬りする、という形が良さそう。

ホープフルステークスでは中段以降に構えて、3角~4角当たりで前目に進出する、というまさに有馬記念のドウデュースのような形ができれば、ライバルであるシンエンペラーやゴンバデカーブースに勝てる道が開くでしょう。

コメント