ダノンフェアレディの血統解説 新馬戦は圧倒的な素質でショウナンザナドゥを下す

血統解説

6/1の京都新馬戦芝1600mは、今年初めの新馬戦ということで、ダノンフェアレディ、ショウナンザナドゥ、ジャスタパーティー、ヴェーヌドール、マギームーンといった有力馬がかなり揃いました。

レースは、ダノンフェアレディが逃げて、その後ろにショウナンザナドゥがつける展開。
4角を回ると、ダノンフェアレディは一旦突き放しにかかると、ゴール前はショウナンザナドゥに詰められますが、しっかりと逃げ切りました。

タイムは1:33:8で、新馬戦ではなかなか見られないハードな内容でした。
勝ったダノンフェアレディも強いですが、負けたショウナンザナドゥも次は確勝レベルでしょう。

ダノンフェアレディの血統解説

ダノンフェアレディはキズナ×メチャコルタ

メチャコルタは亜1000ギニー大賞典(G1)を制した名馬
ダノンフェアレディの姉にはエリカエスティームやダイヤモンドハンズがいます。

キズナの1つの成功形としてStorm Catをなぞることは前から書いておりますが、それと同じ理由で、キズナはGone Westともニックスです。

Gone Westの5代血統

Storm Catの5代血統

全体のポイントとしては、ダノンフェアレディの母母Aqui Luluは、Raise a Nativeの5×5・5であり、メチャコルタとしては、Raise a Nativeの5・6×6・6・6とかなり濃度が高めです。

つまり、ダノンフェアレディはSecretariatのクロスに加え、母方からRaise a Nativeのスピードを受けついているのでしょう。

ダノンフェアレディのコース適性

レースぶりから見ると、4角で突き放すあたりはかなり器用な馬であると思われます。
基本的にストライドがそこまで大きいというわけではなく、ストライド大きく雄大に走っていたのはショウナンザナドゥでした。

母方にDanzigやRobertoが入っていることも考えると、中山や、京都・阪神の内回りが合うのではないかと考えられます。

距離適性は特に母方の血統背景を考えるとマイルが適性でしょうし、今回のレースを見ると、次走もマイルでおろしてこれば、問答無用に「買い」となるでしょう。

コメント