ドゥラメンテ産駒ラヴスコールの血統解説 前で粘るのが勝ちパターン?その理由を解説!

血統解説

8月19日札幌新馬戦で横山武史騎手騎乗のドゥラメンテ産駒ラヴスコールが勝利しました。
((2024.2.8 追記)続くアルテミスSでは10頭中6着、フェアリーSでは14頭中3着でした。)

上がり3Fはメンバー最速の34.8で、次走に期待が持てる結果でしたね。

この記事では、ドゥラメンテ産駒のニックス(成功パターン)を解説したうえで、ラヴスコールの血統解説をします。

ドゥラメンテ産駒のニックス

(2023.12.30追記)
ドゥラメンテはGoneWestが良いとか、Mixed Marriageの牝系が良いとか言われていますが、
結局は、相手の牝馬(母方)に
①Mr.Prospector
②ナスキロ血脈(Nasrullah+Princequillo)
③Hyperion
が入っていることが成功パターンであると思います。

現に、タイトルホルダーやリバティアイランドが持っているGoneWestは、Mr.Prospector×母父Secretariat×母母母父Tudor Minstrel、
スターズオンアースが持っているSmart Strikeも、父Mr.Prospectorで、母母母Classy Quilloにナスキロ血脈(Nasrullah+Princequillo)、母父母のSmartaireにHyperionが含まれています。

Gone West↓

Smart Strike↓

走るドゥラメンテ産駒かどうか確認するためには、まずは上記3つの血統が入っているかどうかを確認するというのがファーストステップでしょう。

ラヴスコールの血統解説

ラヴスコールはドゥラメンテ×カレドニアレディ

ラヴスコールの母カレドニアレディは、Mr.Prospectorは保有していませんが、
代わりにHyperionが8×9×9×8×7×8×9×8×8×9×8×8×8で合計13本のHyperionの血が入っています
ナスキロ血脈(Nasrullah+Princequillo)もRivermanやShirley Heights経由のMill Reefから受け継いでおり、まさにドゥラメンテの配合の成功パターンと呼べるでしょう。

母カレドニアレディは、2012年のコーラルチャージスプリントS(英GⅢ、芝5F6Y)を制したスプリンターで、新馬戦とアルテミスSをレースを見た限りでは、適性距離は1400m~1600mだと思われます。

ドゥラメンテ産駒はキタサンブラックの様に柔らかさを伝える親馬なので、母方には短距離馬が良いのかもしれません。

ラヴスコールの勝ちパターンとは

新馬戦やアルテミスSのレースぶりを見ると、キレ勝負だとなかなか厳しく、前で粘りこんでHyperionの血を絞り切る形が理想なのではないかというのか見立てです。

Hyperionは長い直線やハイペースを頑張って粘れる力を伝える血であり、このHyperionの力を存分に発揮することが勝ちに繋がるでしょう。

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