レシステンシアと血統構成が似ているアスコリピチェーノの血統解説 ハイペースなら文句なしに本命にしたい

血統解説

レシステンシアの血統解説(アスコリピチェーノの血統解説の前に)

レシステンシアは、ダイワメジャー×母父父にDanehill Dancerの筋骨隆々タイプで、母母父父にSadler’s Wellsという形。
2019年阪神JFを1000m 57.5のハイペースで逃げ切りました。阪神JFの後は、桜花賞⇒NHKマイルというマイル路線を歩み共に2着。4歳のヴィクトリアマイル6着をきっかけに、短距離へ挑戦し、最終的には1200m~1600mを主戦として戦いました。
平均ペースやスローから斬れ勝負になるとなかなかきついところがあったので、ハイペースでとにかく走り切るというまさにダイワメジャー産駒らしい馬でした。

ダイワメジャーとデインヒル

アスコリピチェーノはダイワメジャー×母父Danehill Dancer、母母父Sadler‘s Wellsなので、レシステンシアに血統構成が近似しています。
ちなみに同じくダイワメジャー産駒のブルドッグボスも母父デインヒルなので、ダイワメジャーとデインヒルはニックスな関係でしょう。

これは、ダイワメジャーのパワーの源となっているスカーレットインクの持つYour Hostessとデインヒルが持つFlower Bowlが3/4同配合であることから、そのパワーがOnになるからでしょう。
そして、そのパワーがオンになるからこそ、ハイペースでとにかく走り切る力強い馬となるのでしょう。
少し見にくいですが、左がFlower Bowl、右がYour Hostess

アスコリピチェーノの血統解説

アスコリピチェーノの二代母はリッスンであり、リッスンからはロースSを制したタッチングスピーチや、菊花賞2着のサトノルークスも出ており、牝系としても優秀です。
リッスンが牝系として優秀なのは、Sadler’s Wellsのスタミナと、リッスンの母Brigidに入る豊富なナスキロ血脈(Nasrullah+Princequillo)にあると考えていますが、1000m 59.8という平均ペースの新潟記念を好位から差し切るという平均のレースで王道の勝負ができたのでは、リッスンから受け継いだナスキロ血脈がダイワメジャーとデインヒルのパワー一辺倒になりがちなところを緩和したからだと解釈できそうです。

レステンシアは阪神JFをハイペースで力強く逃げ切りましたが、アスコリピチェーノはどのペースでもある程度対応できそうで、馬券内はなかなか堅そうかと考えています。

コメント