重馬場の阪神で圧倒的な逃げ切りを見せたメイショウタバルの血統解説

血統解説

ノーブルロジャーやニュージーズなど有力馬が出走した毎日杯。
天候曇、重馬場の中、メイショウタバルが圧倒的な逃げ切りで勝利しました。

3戦目でやっと勝ち上がり、若駒ステークスは取消。
次のつばき賞で勝利しましたが、つばき賞のメンバー構成から、毎日杯は5番人気と人気していませんでした。

この毎日杯を制したことでクラシックが見えてきましたし、このタイミングでまさかの馬が有力馬として名乗りをあげてくるあたりが、やはり3歳は面白いですね。

メイショウタバルの血統解説

メイショウタバルはゴールドシップ×メイショウツバクロ

母のメイショウツバクロは中央で1勝、地方で1勝をあげたダート単距離馬。
ゴールドシップ×ダート単距離~マイラー馬はイメージ的に走っている印象がありますよね。

この記事にも書いている通りですが、ゴールドシップ産駒を考える際に、以下のことを意識することは非常に重要。

  • 望田師曰く「ステイゴールドとメジロマックイーンのいわゆる「ステマ配合」はLady AngelaとAlycidonのHyperion,Swynford,Pretty Pollyによる脈絡がポイント」
  • そして、派生して、ゴールドシップ、オルフェーヴル、ドリームジャーニーの産駒を考えるときも、この文脈で考えることが重要

では、メイショウタバルはどうなのか。

ポイントは3代母のメイショウサチカゼです。

メイショウサチカゼはLady Angelaを持っていますし、また、HyperionとSwynfordを持っているTudor MinstrelやDetermineを持っています。まさにゴールドシップ成功系と言えるでしょう。

同じゴールドシップ×フレンチデピュティにはプリュムドールがおり、メイショウタバルを含めて4頭中3頭が勝ち上がっているので、打率としてはかなり良く、ゴールドシップの成功形と言えるでしょう。

メイショウタバルのコース適性

今回の逃げ切りを見ても、距離は延長されて良さが出るタイプでしょうし、同じゴールドシップ×フレンチデピュティのプリュムドールも中距離~長距離で活躍したことを考えると、適性距離は2000m以上でしょう。

また、コース適性は、京都のような高速馬場ではなく、今回のようなパワーが問われるコースが良いと思われます。

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