モリスJは騎乗について色々言われることが多いようです。
1月15日時点で69回騎乗して、1着は1回なので、まぁ致し方ない部分はありますが、まぁそれでももう少し騎乗を見て判断しましょう、というは置いておいて。
勝った1回、それがストーンズの新馬戦です。
2番手でレースを進めると、4角を回ると一気に加速して、そのままおおきく突き放すかと思われましたが、意外と伸びずじわじわとスピードリッチに詰め寄られ、結局ハナ差まで詰められました。
モリスJは比較的大きめのアクションをする騎乗スタイルなので、馬が動かないのかどうかなかなか判断がつかないところですが、あの4角を回った後の加速の仕方を見ると、名馬のそれに近いものを感じた方も多いと思います。
まずはドゥラメンテ産駒の成功パターンを見た上で、ストーンズの血統解説とコース適性を書いていきます。
ドゥラメンテの成功パターン
かねてから、書いていることですが。
ドゥラメンテはGoneWestとニックスであるとか、Mixed Marriageの牝系と相性が良いとか言われていますが、結局は
①Mr.Prospector
②ナスキロ血脈(Nasrullah+Princequillo)
③Hyperion
が全て含まれているというのがポイントです。
現に、
・タイトルホルダーやリバティアイランドが持っているGoneWestはMr.Prospector×母父Secretariat(ナスキロ血脈)×母母母父Tudor Minstrel(Hyperion持ち)
・スターズオンアースが持っているSmart Strikeも父Mr.Prospectorで母母母Classy Quilloにナスキロ血脈、母父母のSmartaireにHyperionが含まれています。
同世代のラヴスコールもルージュプレジールもそのパターンに当てはまっています。
ストーンズの血統解説
ストーンズはドゥラメンテ×ジェイウォーク
ジェイウォークはBCジュヴェナイルフィリーズ(G1)とフリゼットS(G1)を制したマイラーです。
ジェイウォークの母Lady Pewittの系からは、ブルーグラスS(G1)を制し、ベルモンドS(G1)3着のTapit Triceが出ており、Lady Pewittの牝系はかなり優秀です。
全体の配合としては、ドゥラメンテにマイラーですから、しなやかな体にマイラー的な強さが合わさった配合でしょう。
では、ドゥラメンテの成功パターンと掛け合わせてみると、
母ジェイウォークはMr.Prospector系なので、①を満たします。
そして、母ジェイウォークの二代父Unbridled’s Songの母Trolley Songはナスキロ血脈とHyperionを持つので、②・③を満たします。
これだけでも既にドゥラメンテの成功パターンなのですが、母ジェイウォークはNureyevを持っていたりとHyperion血脈が豊富にあります。
まさに、ドゥラメンテの成功パターンでしょう。
感覚的ですが、ドゥラメンテはHyperionを多く含む牝馬との相性が良い気がしますが、それはドゥラメンテはすごいしなやかな馬だったので、そこにパワーや我慢強さを与えるから、という理由付けもできるのではないか、というのは仮説。
ストーンズのコース適性
このように母にナスキロ血脈が豊富でHyperionが多いとなると、東京が最も適性が高いでしょう。
若駒ステークスは京都内回りですから、差し届かない可能性も馬券には加味しないと行けなさそうですが、そこをモリスJがどう乗りこなすか、というのがポイントでしょう。
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