今年はPalace Maliceから朝日フューチュリティステークスを制したジャンタルマンタルという大物が出ており、同じPalace Maliceからこちらも大物ノーブルロジャーが出てきました。
この記事では、そんなノーブルロジャーの血統解説をします。
ノーブルロジャーの血統解説
Palace MaliceはベルモントS、メトロポリタンHの米G1 2勝を挙げた馬で、半弟には昨年の天皇賞(春)を制したジャスティンパレスがいます。
Palace Maliceの母パレスルーマーはDamascusの4×5なので、Palace Maliceのスタミナはここから来ていると思われる。
この記事にも書いていますが、ジャンタルマンタルは、その母インディアマントゥアナがA.P. Indy系のSecretariatの5×5で、このあたりが父パレスマリスの父Curlinのパワーに柔軟性を与えていると考えられます。
一方で、ノーブルロジャーですが、
母Noble ReadyはHalo系で、Mr.Prospectorの4×5、Northern Dancerの4×5で、それによりスピードとパワーをバランスしていたような配合。
全体として、ノーブルロジャーはMr.Prospectorの4×5・6となり、Robertoの5×4、Northern Dancerの6・6×5・6となっています。
また、母Noble Readyの2代父がサザンヘイローなので、ノーブルロジャーとしては、Halo≒Sir Ivorの6×4です。
と、こう見ると、Halo≒Sir IvorやMr.Prospectorのスピードで走りながら、Robertoのパワーで捲っていくというレースが良さそうです。
また、Mr.Prospectorの母Gold DiggerとRobertoの母Bramaleaはニアリーなので、このあたりが上手く刺激しあっているように思われます。
初戦は東京で、先行2番手を取り、最後の直線ラスト200mをムチを使わずに突き放しました。
レース内容的にはスローで得意なレースだったと思いますが、東京で勝ち切ったのは一つ収穫でしょう。
ノーブルロジャーのコース適性・距離適性
理想は、中山などの小回りの利くコースで、スローペースを好位置から抜け出していく、というレースでしょうから、京都外回りで行われるシンザン記念でどれくらい通用するかはポイントです。
シンザン記念は京都競馬場で行われますが、改修された京都競馬場の1月がどのような馬場状態かで大きく着順が変わってくると予想されます。
そのあたりを加味しながら馬券への組み立て方を考える必要がありそうです。
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