ジュニアカップは圧巻の逃げでキャプテンシーが勝利 キャプテンシーの血統解説

レース回顧

ジュニアカップはキャプテンシーが圧巻の逃げで2勝目を飾りました。
1000m 57.9秒で逃げ、上がり3Fを34.6で逃げ切っているので、中山競馬場と考えると優秀です。
1勝目をあげるまで、4戦と時間がかかりましたが、その後2連勝で波に乗る勝利で、次走も期待です。

キングJのコメントから見ると、レース前の昂ぶりを抑えられたことも好走の要因でしょう。

ということで、キャプテンシーの血統解説をしていきます。

キャプテンシーの血統解説

キャプテンシーはモーリス×アドマイヤリード

母アドマイヤリードはヴィクトリアマイルの勝ち馬で、ヴィクトリアマイルでは、間を割って最後に伸びてきました。
また、アドマイヤリードの母ベルアリュールⅡはヴァントー賞(G3)、アシーニアS(G3)の勝ち馬で、牝系としては申し分ありません。

アドマイヤリードのヴィクトリアマイルの伸び方に見られるように、アドマイヤリードの2代母Mare Aux Feesはフランス血統を多く含んでおり、これらの影響を色濃く受け継いでいるように思われます。

そして、それはキャプテンシーにも受け継がれています。

モーリス産駒は同期のシュトラウスのように、Tom Foolをクロスさせた、足捌きの良い馬が成功パターンです。
キャプテンシーのようにフランス的な血をクロスさせて走る馬を輩出してくるところは面白いですね。

モーリスの母メジロフランシスは名前にもある通り、フランス血統をある程度含む馬であり、これらがアドマイヤリードの2代母Mare Aux Feesの持つフランス血統と上手くクロスされているものと考えられます。

具体的には、
Rivermanの5×6
Prince bioの8×7・8 (Sicambreの7×7)
なので、まさにフランス的な直線の伸びで、重い馬場をじわじわと伸びていく感じです。

デビュー戦、2戦目と札幌で戦ったのはそのようなフランス的な血統背景があったことも要因としてあるでしょうし、中山で今回逃げて勝ち切れたのも、まさにフランス的な斬れが為せる所以でしょう。

キャプテンシーのコース適性

走るモーリス産駒のように小回りでカチャカチャっと走る馬ではなく、重馬場をドロドロと粘り強く走る競馬が向いていると思います。なので、東京の重馬場で直線伸びてきたり、今回のように中山や札幌の重い馬場を逃げ切るのが勝ちパターンでしょうか。

また距離適性はキングJのコメントにもある通り、マイル前後だと思います。

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